クール・アンド・ザ・ギャングを聴きながらステーキを焼こうか
この映画は、バーガー、ステーキー、パンケーキといった私の愛しい食べ物たちの名がギャングや八百長ボクサー、ドラッグディーラー、変態の警察官などと共に登場する愛すべきファンキーな映画。
冒頭のファミレスでカップルが強盗談義の最中に、アマンダ・プラマー演じるハニーバニーがコーヒーにドサーッと砂糖をいれて、ドバーッとミルクを入れるシーンは、いかにもアメリカという感じがしていい!
テーブルには何か食べ終わった皿に丸めたナプキンが置かれているが・・・何を食べたのか・・・
どうやらこのお店の名物メニュー、ワッフル&フライドチキンではないのか。
そう、このお店はロスアンゼルスにある「Pann's」という実在するお店だ。
カロリー?それ、なに?
ハンバーガー談義に花をさかせるギャングっていいよね!
パルプフィクションの食いつき場面の1つは、
サミュエル・L・ジャクソン演じるジュールスがボスとの取引で裏切りを働いた若者らの部屋に入った時に、味見と言ってバーガーにかぶりつき、それをスプライトで流し込む場面。
ちなみにこのバーガーを作っている「ビッグカフーナバーガー」は架空のお店
しかし、何と言っても食くいつき場面のメインは
ギャングのボスの妻ミア・ウォレス(ユマ・サーマン)とヴィンセント・ヴェガ(ジョン・トラボルタ)がレストランで食事するシーンだろう。
ジャック・ラビット・スリムという1950年代の雰囲気を出したレストラン。有名な俳優や女優のそっくりさんが働いているし、メニューの名前も有名人の名前がつけられている。
ペラペラのメニューも好きだ!
ミアはダーワード・カービィ(テレビアシスタントの名)バーガーを
ヴィンセントはダグラス・サーク(映画監督の名)ステーキを食べる。
焼き具合は二人とも「生焼け」で(笑)
*真似しないでくださいね。
5ドルのシェイクも美味しそうなんだけれど、なにより食事しながらの会話シーンがいいのだ。
ヴィンセントの銃が暴発したために、死体と車の掃除作業をしてボスに会う前のヴィンセントとジュールスがファミレスでとる朝食もそうだが
お店の雰囲気やその時の会話と共に記憶に残る食事は人生の中でも、映画の中でも特別に感じるものだ
さて、マクドナルドに駆け込むか、モスバーガーに行くか
それとも、ビッグカフーナバーガーのチーズバーガーを創作してみるか
いずれにしても、スプライトで流し込もう!