とにかく達者な役者揃い。豪華ですね!
何度も見て、原作の漫画まで購入してよんだ作品。
漫画の花輪さんからくらべると、主演の山崎さんは上品さが隠せないというか、花輪和一さんの絵がコッテリしているというか。
独特な絵がとにかくシュールで面白い!
作者の留置所と刑務所での日常が丁寧に描かれているが、よくありがちな実録映画みたいな殺伐感はない。
食事のシーンでは、朝食がシンプルだが美味しそう。空腹で見ると、米7麦3の麦ごはんがものすごく食べたくなるのです。
朝を待って、きり麩の味噌汁作って食べました。
規則正しい生活をしていると、朝ご飯が美味しいく感じるというが、それは早く就寝して消化に関わる内臓がしっかり休んでいるからだろうなぁ。
甘いものも日頃制限されていて、健康になって出てくる人もいるらしい。
この映画で大晦日から正月三日までの食事を受刑者が思い出して語る場面があるが、確かに体重が増えそうな内容で少々驚く。
日頃制限されているから、甘いものが体中にいきわたりそうなメニューで、甘味が苦手な人には煎餅とかにしてほしいとつい思ってしまうが、あの場所には選択の自由はないのであった。
漫画のほうも食事の描写は細かく、画力がすごいなと思う。
映画が気に入った方は是非漫画のほうも!
刑務所の中
- 作者:花輪 和一
- 出版社/メーカー: 青林工芸舎
- 発売日: 2000/07
- メディア: コミック