「売れないと意味ないっすよ、金になんないから」
ある店舗のオーナーが吐き捨てるようにいった。
売れたところで、あまりお金にならないという場合もあるが、売価を下げ、原価を下げても思うようにならないと、
好きで始めた商売でもなげやりになる人はいます。
いつだって諦めるのは自分が一番先。
自分を見放すのは自分から。
さて、カップヌードルがラーメンと名のつくものでは一番売れている。
これに異論はないだろうが、
カップヌードルがラーメンの中では、一番美味い。
これには異論があるのではないでしょうか。
ラーメンの多様化は、味の体験という楽しさをつくった。
ミシュランの星、激盛り、激辛、魚介、濃厚、ドロ系など個性いっぱいです。
お客さまは、一通り体験してクセになる好みのお店に足繁く通う。
飲んだ後はここ、つけ麺はここ、背アブラならここと通うお客さまにも
時と場合で心づもりがあるし、皆さん一番は違うけれども、どれも美味しい。
ラーメンを作る側も各々のこだわりがある。店主のその熱意は真剣さと結合している。
湯気の向こうの料理人を見ていてシンプルに思う、
ラーメンを心から好きなんだなぁ、と。
では、一番売れるラーメンを目指して彼らは自らのラーメンを作りだしたのか?
全国3万以上ある専門店舗、ラーメンと名の付くものを出しているところ含めると20万にもなるという店舗の中で、一番売るために、ラーメンを作っているのか?
それは、これを考えればわかると思います。
お客様は一番売れてるラーメンを食べにわざわざ来ているのか?
ラーメンにみる多彩な個性は、それを作った料理人の熱意の作り出す商品力であると私は思ってます。
熱意というこだわりや表現を売っているともいえるでしょう。
商品の魅力を作り出す土台に熱意は欠かせない!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。