ディズニーの名作でパスタとキャンティを
1955年の映画を35年たった日本の小さな小さな映画館で観て、私は泣いた記憶がある。上京して間もない寂しさや不安からか、不慣れな仕事の辛さか・・・それとも純粋に誰かを思いやるという温かさが自分に失われつつあったからだろうか。
わんわん物語の有名な場面は、
イタリアンレストラン「トニー」の裏で、トランプとレディがミートボール入りのパスタを食べる場面。
ワイン樽を切ったテーブルにクロスをしき、キャンティのフィアスコボトルにキャンドル、小さな壺にグリッシーニのようなものが入れられている。
パスタは、ミートボールやソーセージの切れ端をトマトソースで煮たものにパスタをあえたものだろうか。
ミートボールはすべてがきれいに丸いわけではなく、少々煮崩れているようなものも入ってる感じがいい。
トニーがバンドワゴン、従業員のジョーがマンドリンを手に歌うベラ・ノッテ(美しい夜)を聞きながら、寄り添って食事をするトランプとレディ。
最高の場面です!
ゆったりした時間に、キャンティを飲みながら大切な人と観るのがオススメです。
できれば、星降るような美しい夜に。