激辛探求の映画
皆さん辛いものは好きですか?
私は好きだけど、体質が激辛に耐性がないというか、見事にお腹を壊しますね。ココイチのカレーだと、多分4辛がいいところかなぁと。
さて、今日紹介するのは、
笑いのネタにしようとしているのか?と思うくらいの直訳っぷりな
無理やりな邦題感いっぱいのドキュメンタリー「狂辛」!!
いや、原題のままCRAZY HOTでいいんじゃないの???
唐辛子の栽培技術とか、生産農家、ソースの製造者、科学者などなど出てくるけれど、辛い唐辛子、それも激辛なものに焦点をあてているもの。辛さのギネス記録を持つキャロライナ・リーパーを生産したエド・カリー氏も登場!
唐辛子の歴史とか(歴史的にも、料理において唐辛子はものすごく貴重食材から、かなりのスピードで世界に広がったというのはよく知られている)、生産農家のこだわりとか遺伝子技術や交配がどうのって話しはあまり面白みはないんだけれど、近年の激辛ブームの広がりで辛さを競う生産者や20年以上続く様々なイベントが行われる激辛フェスなどは興味を誘う。
そして、もっとも興味を惹かれるのは、激辛に挑戦する人々!!!
日本のユーチューバーの中にも激辛に挑戦したり、激辛対戦をしたりする方がいますが、このドキュメンタリーに出てくる人は生なのね、唐辛子そのままとか、加工したホットソースをそのままとか、それでもって吐くとか、もうね、観るほうもビックリ!一番びっくりなのは、ウルフ・オブ・ウォールストリートのディカプリオばりに唐辛子の粉末を鼻から吸うっていうね。
私的には、辛さに耐えながらも美味しいという部分があるものに挑戦している日本の激辛ユーチューバーの方のほうが好きだなぁ。より辛く、より美味しくってもののバランスは難しい(辛さをプラスすれば苦味や独特の香りがでるから)けれど、チャレンジメニューを作る皆さんが工夫されていて、とても感心する。
ある一定レベル以上の激辛好きの人は、痛みを楽しむだけの耐性ってものがあるのだろうし、訓練もされているんだろうけれど、それ以外の人は下手に激辛のソースや唐辛子をゲームなどで無理に食べる事はやめたほうがいいのは確かで、激辛耐性がない人が震えながら嘔吐なんてことになったらお店も大変だし。過去にいたお店で、ノリでデスソースでゲームをやっていたお客さんがトイレにこもるは、牛乳吐くはで大変だった思い出が。
食べた辛さを早く緩和させるためには一般的には乳製品を食べるか飲むかするといいが、このドキュメンタリーの中では大さじ一杯の砂糖を口に含み、それがとけたら吐き出すというものが紹介されていた。私は多分、これから無茶な激辛挑戦をしないから、この砂糖の効果は分からないままだろうけれど。
後半の唐辛子とガンの研究はとても興味深いもので、それだけのドキュメンタリーがあってもいいなと思う。
とはいえ、体に負担にならない程度に辛さは楽しみましょう。