分かち合う食と時間と空間
「同じ釜の飯を食う」という行為は、分かち合うという行為に似ていて、少なからず仲間意識や絆を感じさせる要素の下地になっていると思う。
スパイスにこだわっているわけでも、なんでもないカレー、しかも人参が少し生煮えというようなものでも集団でそれを分かち合って食べることの行為が美味しさを作りだす。喜びとして記憶になる。
皆で美味しいものを分かちあえる喜びは大きなエネルギーになっていく。 特別に趣向をこらしたり、高価なものを食べるというのではなく、何気ない素朴な家庭料理、それこそお茶漬けひとつでも、その時に置かれた立場や年齢によっては、一生ものの思い出になることもあるくらいに。
大人気コミックをドラマ化した
舞妓さんちのまかないさん
もうエピソード1の素麺を皆で食べるところを見ていても、一緒に食べたくなる。この真冬に(笑)。
トマトのヘタを取るところは、ちょっぴり危なっかしいけど、そのあたりはご愛敬。
舞妓の才能がないとされ、故郷に帰されるところを「まかないさん」として残ることになったキヨとその幼馴染で100年に一度の逸材といわれるすみれの二人を中心にお話は進んでいく。
原作はこちら
Amazonプライムではアニメも
ネトフリのドラマは、是枝監督なので、脇をかためる俳優陣も豪華で味わいがり楽しめます。
まかない繋がりだとこんな作品も
老舗酒蔵のまかないさん
二冊ともお酒がススムこと間違いなしです。お昼休憩に読むと、残業なんかすっ飛ばして居酒屋に駆け込むことになるので要注意(笑)!!