歴史背景も学べる良作でエピソードも面白い
チャレンジにはリスクがつきもので、勇気と覚悟があっても成功は約束されないが、勇気と覚悟がなければ成功への一歩めは踏み出せないものであろう。
日本は、現在でも事業に失敗すると人間性の問題とみられることがある。 あれこれ重箱をつついて失敗の原因を探りあてて、自業自得だなんだという連中はチャレンジはしないものだ。
借金の返済が出来ずに逮捕され、犯罪者呼ばわりされ、実家も家具ももっていかれて破産した男の執念、チャレンジは年間売り上げ230億ドルの会社を作っていく・・・。彼はヘンリー・ジョン・ハインツ。そう、ケチャップやソース缶で有名なあの企業。
このドキュメンタリードラマは、アメリカの巨大な食品メーカーの歴史が楽しめるなかなか熱い作品です。ハインツだけでなく、ハーシーチョコレート、コカ・コーラ―、マクドナルド、ケロッグ、ケンタッキー・フライドチキン、 m&mなど
創業者たちのきれいごとでない人物像も面白いですよ!!
しかし、時代の変革期ってのは熱いですなぁ。産業革命というと進歩、発展というイメージがつきものですが、都市部の食品の安全性がものすごく不透明・・・通り越して危険だったようです。食べ物選ぶのに頼れるのが自分の勘と運!みたいな食品ロシアンルーレットな時代だったんだなぁと。
権力争いや、ドンパチなど、まぁ、創業者には色々あるようですが、人間だものってことで。
経営者の人にもオススメの作品です。