水たまりを飛ばない豚はただの豚さ
五月の雨。古典の世界なら菖蒲の香る雨を軒下で袂(たもと)に受けて、もの思いにふけるのでしょうが、私の場合は水たまりをよけて歩いたとたんに犬のフンを踏んで、9回裏に満塁ホームランを打たれたピッチャーみたいにガックリしちゃうという展開です。
こういうとき、微妙な選択を迫られますね。
今またいだ後ろの水たまりで靴の底を洗うべきかどうか・・・感触からするに、大きなフンではなさそうだったので(頭の中でこの辺りを時々散歩をしている小型犬たちを検索中・・・たぶんシーズーだな)少し洗ってなんとかなるかなと、後ろの水たまりに戻ろうと振り返ると、同じマンションのマダムがこちらに挨拶をしてきて「あら、お帰りなさい」と言われたので、もう勢いで帰って買い物はあきらめることに。
右足をつま先立ちというより、ほぼエアーウォーク状態で左足ふくらはぎがつる前に帰宅できたことに感謝しつつ、靴を洗いました。
もう空腹だし、もう一度出かける気にもならないので、フランスパンの端っこと、トマト、玉ねぎ、ニンニク、チーズ、鮭缶、スパゲティ、豆乳、ワインあたりで夕飯をなんとかするしかない。
こういう、やれやれな気分のときに気晴らしのように観る映画がこちら
ダンディーな豚さんだよね。
この作品の静止画が公開されています。ありがたい。
空中海賊の飛行艇のバックヤード的なところには、玉ねぎ、チキン、フランスパン、リンゴ、そして調理器具にもちろんワイン。

そして、ポルコの飛行艇の修理をする工房ピッコロ社のでの食事風景。

お祈り大事!
ポルコの渋い声を聞きながら、トマトスパゲティと鮭のソイクリームチーズソースがけを作って、ワインとフランスパンとともに美味しくいただいた。 雨と犬のフンでガックリしたが、映画のおかげでよき糧で満腹。
鮭をクリームソースでっていうのは、

ジーナとポルコが食事しているときにポルコが食べていた皿がそれっぽかったので。
みずたまりからの犬のフンで、思いがけずジブリ飯になった日でした。