食事と生活
菜食主義ではなくても、シンプルな食生活を過ごした人物が好きだ。
ソクラテスやプラトン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ニュートン、トルストイやガンジーといった偉大な人々はごくシンプルな食生活を送っていた。
その中でも好きなのは詩人ソローである。
シンプルライフを好むという方にピッタリ&経済のためになるお話も満載の森の生活!!
「一日三度の食事を必要なら一度だけ食べなさい、百皿の料理を
五皿にしなさい」
生活も食事もなるだけ単純にせよというのがソローの言い分である。
ソローの食生活は、ソロー自身が耕す畑でとれたものか、森に自生しているものであったから、たとえその森から脱出できるとしてもかなりサバイバルな生活である。
しかし、飽食のこの時代になるとそれがちょっぴり贅沢な暮らしに
感じられるから不思議である。
たとえ多少の不自由があるにせよ「森の生活」という響きは社会、会社とのしがらみのない心の解放感があるからだろうか、人工的なものに囲まれていることをどこかで拒絶したくてもできない社会だからだろうか・・・。
便利な道具が沢山あるのに、昔の人々より我々は忙しい。
便利な道具が沢山あるから、シンプルを不自由と感じるのか、シンプルにすることにも手間がかかるのか・・・・それとも我々は単に暇つぶしにエネルギーを傾けているだけなのか、ストレスの解放に忙しいだけなのだろうか。
私には、はっきりとした答えはないのだが、なるべくシンプルな
食事をして生きていくということが小さな足がかかりであると以前から思っている。