イカがあればご機嫌です
好物のひとつがイカである。
お寿司屋さんで、出ている種類のイカを食べる【食べ比べモード】に入ると同伴者はあきれるが、好きなのだから仕方がない。
刺身、煮物、フライ、干物、塩辛となんでも美味しくいただける。
美味しいパンが手に入ったあとに、魚屋さんの対面売り場でイカにも美味しいそうな
新鮮なイカを発見。
こういう時は、くちばしと目、エンペラ以外、全部をいただけるものが食べたい。
さて、料理。ちょいとスペイン風。
イカはワタを抜いて、胴の中を洗う。皮が苦手な人は皮をむく。気にしない方はそのまま1センチくらいに切っておく。
ゲソとワタを切り離し、ゲソを上にして、イカの目の目頭あたりにそれぞれ包丁を入れて目をとり、ゲソを置物みたいに立てて、真ん中あたりにあるくちばしをとる。
ワタはぶつぎりして、ゲソには塩をふって吸盤をこそぎ取る。吸盤が気にならないという人はそのままで。これもぶつ切り。
この吸盤、たまーに超硬いものがあり、喉の変なところにひっかかるとずっと不愉快なので、私はとるようにしている。
全部を器に入れて小さじ半分弱くらいの塩、お猪口で3杯くらいの酒、唐辛子の種を抜いたもの、お好みでハーブのみじん切りを入れてもいい。よく混ぜて、10分ほど冷蔵庫で味をなじませる。
ニンニクのみじん切りかスライスをオリーブオイルとともにフライパンへ。
このとき、辛いのが好きな人は追いとうがらしをオススメ。
香りがたってきたら、強火にして一気に調理する。
イカを強火で炒めてバターを1片~お好みで入れて出来上がり。バター好きな人で有塩を使う場合は下味の塩を少な目にすること。
辛さやバターのこってり感、にんにく猛烈感はお好みで調整して、マイベストつまみに仕上げてみて!
カンタンな漁師料理みたいなものだが、これがワインとパンによく合うので止まらない。飲みすぎ注意!!
こういう料理を食べる時は、愚痴なんかこぼさず、明るい話題で食べたい。
深刻な問題を抱えているようなカップルには向かない料理である。