スイカのアレンジいろいろ
野菜の収穫をしたのは、幼稚園のときに芋掘り、小学生になってスイカを
種から自分で育てたものを収穫した。
芋堀りは、幼稚園の行事で出かけた先のことだが、スイカは夏休み前に自分で土を掘り、水をやり、草むしりをして手をかけているだけに毎日の絵日記が
希望と愛情にあふれていて・・・純粋な時が私にもあったな(遠い目・・・)
育て方などというものに工夫はなく、裏庭に転がしておいただけだが、一応は
小さなスイカができたのを覚えている。
自分で包丁を握ってカットして家族にふるまった。
正直、味はイマイチであったが、収穫の喜びは大きかった。
青果市場にアルバイトに行っていた年の離れた兄がいたおかげで、毎年夏には
冷蔵庫の中にスイカがあった。
さぁ、夏がきたといってスイカ、夏の盛りといってスイカ、夏が終わるといってスイカ。
祖母の自慢の糠漬けにも果肉と皮を丁寧にとられたスイカが入っていて、これがまた美味しかった。
スイカの糠漬けはすぐに漬かるので、8~10時間でとりだしたものを
千切りにして、和え物につかったりもしていたし、ちょっとした炒め物にも
入っていた。千切りにしたものを明太子と和えて海苔でまいたものが大人達の
おつまみに並んでいたのを見て、大人になったらやろうと心に誓った。
果肉のほうは、ほとんどが私の兄の担当であるが自分でアレンジができる年ではなかったのでリクエストばかり。
糠漬け担当の祖母と母があれこれ作ってくれたもののいくつかは、
スイカジュース、スイカミルクジュース、スイカソーダ(失敗作)
スイカゼリー、スイカシャーベット。
そして、冷凍して固めて甘いもの(アイスクリーム)と混ぜたらなんとかなるという投げやりな楽観主義から生まれた奇蹟の味スイカジェラート!
さらに、スイカ半分をくりぬいて作られたフルーツポンチ!
スイカの器には、皮の部分に職人の祖父が彫刻刀で飾り模様を入れてくれた
ためにパーティー感がまったくない渋い作りになってしまったが、美味しかった。
スイカは、そのままが一番美味しい!ですが、
いただきもので食べきれないとか、飽きちゃったなというときにはアレンジして美味しく食べるのもいいでしょう。
食べきれないスイカは種を取り除いて、カットして冷凍しておくとデザートに
すぐ使えます。
◎スイカジェラート
冷凍したスイカとバニラアイスをフードプロセッサーにかけて、レモン汁を少し加えて混ぜたら出来上がり!
どのくらいアイスを入れるかでも食感や甘さが違ってきますので、
お好みで量を調節してください。