美しい空間と満たされていくお腹
春先、散歩するにはいい季節だ。
春風に吹かれ、歩きに歩いて、お腹が減ったとろこで好みのお店やお気に入りの公園で軽い食事をとって、ボンヤリと風景を眺める楽しみ。
目的地はなんとなくでよく、気になれば買い物ができ、疲れたら電車移動してもよく、洒落たお茶も、小粋なお酒も、煙りの立ちこめる大衆居酒屋も楽しめるというアバウトなプランの中に歴史的建造物巡りがプラスできる港町を持つ場所に私は住んでいる。
歴史的って、単に古いだけという場合もあるが、外観は残しつつ中をリノベーションしてしっかり使われていることの方が多いのではないだろうかと思う。なんの用もないのだけれど、レトロすぎて心配になるようなエレベーターに乗り、贅沢な石造りの階段をゆっくりと降りて外にでて、海風を感じながら散歩して優雅な喫茶室でお茶なぞいただくと、庶民の私も気分だけは華麗なる一族である。
コーヒーハウス ザ カフェ(地図/写真/横浜元町・山下公園/カフェ) - ぐるなび
カフェ ドゥ ラ プレス(地図/写真/関内・馬車道/カフェ) - ぐるなび
Bienvenue au CAFE de la PRESSE (alteliebe.co.jp)
海からはなれて山手の方面に行き、翌日の筋肉痛のことは考えないようにして、歩きに歩いてのレトロな洋館カフェ巡りも楽しい。
r.gnavi.co.jp
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建築美というと大仰すぎるが、繊細なデザインやこだわり、美しい佇まいは その空間にいるだけで癒しの効果があるのではなかろうかと思う。 そういう点では、食事とあわせるのも効果的。より美味しくいただけるかな。
名建築で昼食を
登場する名建築は主に都内だけれど、スペシャル編では横浜もあり。
この横浜編の最初に出てくる
コーヒーの大学院ルミエールド・パリコーヒーの大学院(地図/写真/関内・馬車道/カフェ) - ぐるなび
スタジアム近くにあるこちらには、20年以上前だけれど仕事の合間のランチに時々行っていたことがある(もちろん、特別室ではなく一階ですが)。
近くの公園でフランスパンにレタスとハムでランチの日々を過ごして、時々の贅沢としてここにランチを食べに行った。しかし、食べていられる時間は短く、毎回サラダを残していたので、やんわりと野菜も食べるように言われたことを思い出す。今でも近くにいくことがあれば、ちょいと寄ってしまう私のノスタルジックなお店のひとつ。
クラシックならこちら。
ホテルニューグランド本館
外観はシンプルですが、中に入ると美しさ、満載。暑苦しいという人もいるようですが、それはお好み。
関東大震災の後に建てられ、復興の願いのこもった、ある意味でとても気合の入った空間であります。その気合におされてアフタヌーンティーセットを頼むのもいいけれど、運ばれてきてから気恥ずかしさで顔を赤くしてうつむいて食べるくらいなら、スコーンをモグモグしながらのお茶がオススメです。