自分の体のためにも10分くらいは運動する
若い頃、10~20歳ほど年上の先輩方の中にコルセットを巻いて仕事をして
いる人がわりといて、
「お前も気をつけろよ、ほんと腰痛は気が滅入るからな」といわれていたので
それなりの年齢になってからは、なるべく運動と筋トレは欠かさないようにしてきました。
厨房で働いていると、ちょこちょこ歩いて力仕事もそれなりにやって、立っているから足、膝、腰に負担はかかってもいて、なんとなく運動量があると誤解してしまいがちだけれども、腹筋や背筋が鍛えられているわけではないので、カロリーは消費しても運動になっているかといわれたら、それは違うのでしょう。
けれど、長い時間立ちっぱなしの仕事から帰ってくると
「あ~、よっこらしょ」に若くてもなるもので、この疲労感がより運動不足に拍車をかけることに。
まして年齢を重ねて代謝が下がってきているとなおさらです。
疲労感があってもお腹が減らないわけではないので、空腹でガッツリ食べたら食べたなりの増量がひびいてきます。
けれど、夕飯のカロリーが気になるからといって、疲れた体にムチうって
1駅分歩くのは「よっこらしょ星人」を背負った体にはかなり厳しいものです。
でも、10分なら歩けるし、10分なら筋トレくらいはやったほうがいいです
私がお世話になった上司の一人は、痛み止めを毎日飲み、胃腸がやられていたのにストレスで酒量だけは増えてよく眠れずという状態が続き、ただ、ひたすら仕事に耐えている期間がありました。
それを見ていたので、病院も痛みも嫌いな私は、年を重ねて痛めてからでは
回復するのも時間がかかるし出来るだけ防衛はしておこうと、疲れていても
少しだけ体を動かしてから寝るようにしてきました。
どうにか痛み止めもコルセットもつかわずにきましたが、
腰椎は20代から老化が始まるようなので、もう老化がスタートしてウン十年の私は、維持のためにも運動は欠かせないなと思っているのです。
まして、日々キッチンで働く人であれば、自分の体のためにも10分くらいなら歩いて、10分くらいなら筋トレしたほうがいいです。
気合がのっているなら、ジムいってから仕事してもいいですね。
ひと汗流して、また厨房でひと汗。
同じ体の部分に負担がかかってしまうことが多いので、プロに相談しながら
必要な筋肉をつけるというのもいいかもしれませんね。
痛めないよう、負担がかかりすぎないように予防のためのも少しの運動を
オススメします。