あれもこれも食べたくなる
あまり蘊蓄ものは好きではないのだが、このドラマは好きだったし、今でも時々観てしまう。
特化したジャンルの数ある商品の説明や特徴がしっかり説明されるのを聞いて
いるだけでもお腹いっぱいになりそうだが、このドラマはそのくらいがちょうどよく、空腹時や小腹が空いているときは食欲に拍車がかかるだけである。
コミックで読むのも深夜や寝る前は控えたほうがいい。
意志の弱い人間は・・・きっと、後悔する。
しかし、自分が贔屓の商品などが出てくると「そうそう、それが美味いんだ」と、ついうなずいてしまうし、少し喜ばしくもある。
袋入りラーメンの回では私の思い出の味、うまかっちゃんも登場したので、
翌日、少し離れたスーパーまで買いに行った。
カップ焼きそばの回では・・・どうしても食べたくなって、遅めの時間だったが、ついコンビニに走った。
往復を全速力で走っても消費できないカロリーをとる結末になるのだが、
それもいい。
人は時々思い出を食べているときがある。
ときにはその食べ物に哀愁さえ感じる。
自販機で売っている飲みものひとつとっても、その時代その時代の
ちょいとした思い出がよみがえったりするものだ。