貼り紙多し 春の宵
飲食店の前を通ると、貼り紙り紙がしてある店が多い。
期限付きの休業が多く、次に、ランチはじめました、テイクアウトはじめましたが続くが、4月も終わりに近くになって、2月あたりからシャッターを開けることないままで「○○日をもって閉店いたしました」という貼り紙があるお店もちらほら。
せつなくなる。
最近、駅近くの立ち食い蕎麦店がテイクアウトを始めた。
天ぷらが単品でもテイクアウトでき、いつもなら年末の年越しにしか売らない蕎麦とつゆのセットもテイクアウト可能になった。
居酒屋さん、焼き鳥屋さんでは通常営業通りの利益は出ないけれど、始めてみたら意外と好評でというお店もあり、テイクアウトの種類を増やしたり、事前予約で盛り合わせを受付たりもしているようだ。
どうやって切り抜けていくか、何を決断するかは店主の選択であるが、
歌舞伎座を訪れる人にはお馴染みの老舗弁当屋さんは、歌舞伎の公演が延期続きで事業譲渡の道も悪く廃業し、先の見えないコロナ禍に予約キャンセルが続いて閉店を決意した人気フランス料理店も。
老舗でも予約が取れない人気店でも、終息がみえないと客足が戻るめどが立たない。お店を維持すればいいというものではない、従業員の暮らしもある。
補償や給付をうけて凌ぐこともできるが、それにもある程度の耐久力が必要になる。
緊急事態宣言が延期されるようで、飲食店は時が過ぎるのを待つだけでは厳しい状況が続く。
テイクアウトもお昼はお弁当、夜は単品はもちろん、おつまみ盛り合わせやお店の名物メニューなど幅広くなっていくだろうし、家庭では時間のかかる煮込み料理やお店のこだわりいっぱいの本格的な料理を事前予約でテイクアウトできるようにしてもいい。
私は近くのラーメン店が、出前はしないが単品のテイクアウトを始めたので、人気のラーメンも丼持ち込みでテイクアウトさせてくれないかなぁと思っている。
ただ、気になったことが少し。
持ち帰りできます と小さく店内メニューや入り口に書いてあるだけでは分かりにくいので、しっかり宣伝していきましょう。
単品のテイクアウトメニューと一緒に、組み合わせ、盛り合わせのメニューもしっかりアピールしましょう!
