食について真剣に考える
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたこの映画は、多くの人が食について考えを変えるきっかけになったのではないだろうか。
人間の都合で短期間で成長させられた鶏の多くは自らの体重を支えられずに脚を折る
衝撃的な映像もあるが、アメリカでは大ヒットした。
グルメ大国ニッポンでは都合が悪いのか、食の味にしか興味がないのか、食品業界に変化は大してない。それどころか、改悪される種苗法を前にマスコミは何も言わない。国民の食への関心を利潤のためだけに使っているからだ。
通常の5倍~8倍の量を搾乳されて病気にかかって死んでいく牛は牧場でのんびりしてなんかいない。
マネーマネー!利潤利潤!の世界のシステムに組み込まれた人々は、
大量生産大量廃棄で動物をモノのように生産し、殺し、捨てる。
気にそぐわない仕事だが、生きていくためには仕方ない・・・でも、いつか、大きな企業の利潤のために自分がモノのように扱われる時が来ることには長い長い猶予がある気がしているのだろうか。
農家、酪農の仕事は尊い。しかし、利潤だけの世界に迎合してしまうと元に戻ることは難しい、大量に作らなければ生活が立ち行かないというのではなく、身体にいいものを適切な量作るほうが評価されるという価値観に変えていかないと、
この国の食は、あなたの体を作る食べ物は、単なるモノになってしまう。
関心が高まり、価値観がかわり、良質なものをその価値に見合った適正な価格で、適切な量を農家さんや酪農家さんが出せるように、大量生産しなくとも潤うようになることが大事。
まずは、食への関心を生産の現場にも向けてみてください!
生産者さん同士を競争させて合法的に搾取させないためにも!
是非、観てもらいたい3本!!
特に3本目は生産者さん必見です。