喜ばれる手土産
いただきものなどで、美味しいものをいただくと、その商品名やお店を検索する。
何故するかというと、
贈り物や手土産、差し入れなどが必要になったとき、今度は自分が買っていこうと思うから。
ちょっとした手土産でも、悩むときは悩む。
しかも、出来るだけ、自分が食べたことのあるもの、味を知っているものを贈りたいと思っているから
「こんな美味しい気の利いたものがあるのか!」
というものをいただいたりしたときには、データをとっておくと便利だ。
ご挨拶だからとか、取引き先だからと単に有名だからという理由で、
食べたこともないようなものを手土産にするのは、あまりオススメできない。
以前、こんな話しがあった。
取引き先の社長に手土産を持って行ったAさんは、社長が「いつもありがとう。いいものをいただいて」と言ったあと、Aさんの持ってきた手土産の話しになり、
「◯◯さんは、あの商品の中ではどれが好みかな?」という質問に、食べたことがなかったAさんは、曖昧な答えをしてしまったそうだが・・・。
「その瞬間の社長の目がねぇ、なんかこう・・・」
Aさんは、ため息をついていた。
その取引きがダメになったとかそういうことではないが、人対人の信用はやはり好感からスタートすることが多いわけで、
「食べたこともないようなものを土産にする」という行為は、それを貰った相手からすれば、少なからず
「軽んじられた感」がでる場合もあるようです。
武田信玄は織田信長から贈られた漆塗りの箱を削り、何層にも重ね塗りされているのを見て信用したという説もあるように、
手土産ひとつにも、こちらの気持ちの込めどころを感じ取る人もいるでしょう。
間違いない、鉄板の手土産や贈り物というのは、ブランドの持つ素材や品質へのこだわりのあるお店の品物が多くて安心ですが、それだけでは人と人の共感や共有の気持ちは生まれないようです。
ちなみに、皆さんで分けて下さいというタイプの手土産では、賞味期限をしっかり確認しましょう。
和菓子でも生和菓子の場合は賞味期限が製造当日というものもありますので。
「あのお土産美味しかった〜!」
と喜んでもらえるのが一番ですから、食べてもらわなければ手土産が泣きます。
名刺の渡し方はマナーにありますが、相手に合った手土産は自分で探すしかありません。
洞察力を活かして話の流れから好みをさぐったりすることも、喜ばせ上手になる一歩。
相手の好みや部署の人数を把握して、自分なりの手土産リストを作っておけば、いざというときにも迷わず済みますし、慣れてくれば季節ごとのローテーションを組めたりもするので、とても便利なリストになってくれます。
ゲーム感覚で手土産情報を集めてみてはいかがでしょうか?
手土産GO!!