
夜の衝動、ジャンク食
夜中にどうしてもハンバーガーが食べたい!ドラマの中で主人公が食べてるスペアリブが食べたい!いますぐホットケーキが食べたい!
時を選ばず、急に襲う、いや、降りてくるあの衝動はなんなのか。誰かが言っていたように、
「こんな時間に食べるだなんて」と思うものほど
燃え上がる執着心!!
深夜のハンバーガー、ラーメン、焼肉、フライドチキン、ピザ、ドーナツ、たっぷりポイップされたクリームがお城のようにそびえ立つスイーツなど
我慢して目を閉じて寝ようとしても、煩悩全開の心の煩悩キッチンでは、すでにオーブンの火がメラメラと燃えている。
コンビニならなんとか材料が揃うとかレトルトでなんとかなるようなものはいいのだが、スペアリブやサムギョプサル、お寿司などは、隣駅の24時間営業のスーパーに行かなければならない。
食材を買いに行くか迷っているうちに、ささやかだが賢明な判断を支持する気持ちも芽生える。
太るとか(いや、もう太ってるよ)、胃腸に良くないとか、血糖値が上がるとか、むくむとか様々な悲観的意見が煩悩キッチンの火を消しにくる。
すでに着替えて財布を片手にしている私は、煩悩と悲観的なことしか羅列しない賢明さとの間で判断に迷ってしまうのだが、ここで絶対にしてはいけないことがある。
それは、
及第点だろうという妥協で食べ物を選ぶこと。
ハンバーガーやスペアリブのかわりに
ポテチや唐揚げで手をうってはいかん!!
ポテチも唐揚げもこちらの姿勢が大事。
とくに唐揚げは、国賓級のあつかいで受け入れたいときがある。
妥協してしまうと、お腹は膨れるが映画館でポップコーンのかわりに、お煎餅やかりんとうを食べさせられるような感覚になり、気が滅入る。
気が滅入るのが、体には一番よくない。
私のアイドルの一人であるチャーリー・マンガーは、運動もせず、食べたいものを食べるというスタイルだし、相棒のウォーレンバフェットも偏食で有名だがしっかりしている。
健康を害すまいと理屈っぽい常識の抵抗と罪悪感をかなぐり捨てて、時には、食べたくなったものを楽しむことも滋養のひとつだろう。
そんなこと呟きながら電車を降りる。
あぁ、24時間スーパーの明かりが目にしみるよ!
ウェルカム!煩悩キッチン。