与えられた恵みをまず受け入れること。心を荒ませちゃいかんのよ
コンビニでお水を買ってレジに向かったら、隣のレジで男性が
「温かいものは別にしてくれよ!!」とレジの女性に言っていた。かなりイライラしている様子である。不慣れなのか、レジの女性は動揺しているのが見てとれた。そりゃそうだ、すでに彼女は次のお客さんの会計をしているところで、さっき文句も言わずに帰っていったお客が小走りにお怒りモードでもどってきたのだから。
「袋はどうしますか?」おどおどしながら、レジの女性が問うと、お怒りモードのお客さんはしばしフリーズ・・・温かいものを別にしてほしければ、袋はどうするのか。そのまま品物を手でもっていくのか、袋代を払うのかを選択しなくてはいけない。
感情を抑圧することが増えると、小さなことで怒りにかられてしまうようになる。カッとなったお客さんは、自分の怒りと数円の袋代を天秤にかけているが、それがますます怒りを増幅させている様子だった。
私は会計を済ませ、わけの分からないイチャモンをつけているお客さんの後ろを通りすぎて、遠回りだがスーパーに向かった。こういう嫌な場面に出くわした後はお祓いだ。
ピーナツバター、フランスパン、ベーコンを買って帰る。
ベーコンをカリッと焼いて、フランスパンもスライスしてトースト。赤ワインをグラスに注いだら、これを観る。
私はちょいとひねくれているからか、よく使われる
「観るものの心をゆさぶる」的な表現が好きではないが、これはその言葉がふさわしい映画であると思っている。
この映画は、主演のシャイヤ・ラブーフの酒が原因の迷惑行動で公開が危ぶまれていたのだが、ダウン症をもちながら長年演技を学んできたザック役のザック・ゴッツアーゲンの
「キミはもう有名だけど、この映画がボクにとってはやっとつかんだチャンスだった。でも、台なしになってしまった」という言葉にシャイアは真剣に更生に取り組んで、無事に公開されたというエピソードがあるが、映画を観終わったら、そのことも映画の神様のはからいなのか???と思える。
とにかく、いい映画だ。
トーストしたフランスパンにたっぷりのピーナツバターを塗って、ベーコンをのせてガブリ!赤ワインをゴクリ!
ピーナツバターは甘さ控えめで、ベーコンはケチらず厚めのものを。食パンでサンドウィッチにしてもいい。ビールでもいい。
このおたずね者たちの冒険をお腹を満たしながら、笑って楽しみたい。
二人が出会う、ちょいと危ない人だが神に仕えるジャスパーからの見送りの言葉が荒みがちな気持ちを癒して、勇気をくれる。
恵みを受け入れろ
過去のオオカミどもを葬り去るんだ
ピーナツバターとベーコン、カロリーはこんな時はきにせずに優しい気持ちになってパクつきましょう!!!恵みを受け入れるべし!