苦手ポイントをさがしてみる
苦手なお店というのが誰しもあるんですよ。
『すごくいいお店なんだけど、トイレがねぇ』
これはよく言われることです。汚いのは論外なんですが流れが弱い、一個しかないのに酔客が独占してしまうときがあるとか。
酔客が独占してしまった場合、我慢していたお客様が限界を迎えて店の裏路地で・・・そこに近所のお店の人が、やってきてちょっとした揉め事になったりということもあります。そしてこういうお店は、やはり女性には行きにくいものです。
席の間隔がかなり狭い店、隣のお客同士で仲良く声をかけて楽しくといきたいところですが、これも酔客に絡まれたり、香水の香りがきつかったりするお客さんが隣りに来た場合は、すぐに席をたってお会計となる場合も。
隣のお客さんに話しかけるのを禁じているお店もありますが、ちょっとした挨拶だろう!お客の好きにさせろ!金はらって飲んでるんだからいいだろう!という反発もありありなので、店主はかなり度胸のいるルールですね。
天井が低い、少し暗いお店で接待されたという老紳士が、
『いちいち演出された空間なんかで食べたくはないんだよ、俺らは防空壕で芋かじってたんだから』とこぼしていたことがあります。
こういうのは、接待側のお店のチョイスが完全に間違っているんですが、照明が暗いお店が苦手な人はわりといます。BARなどはまた別ですが、目を凝らして見ないと料理が分からないお店は、好き嫌いより誰と行くかによるでしょうね。
手狭なお店にありがちなのは、なんとなく段ボールや掃除器具が見えてしまっていること。
席について見渡して1番はじめに目につくのが、
〇〇食品株式会社とかかれた段ボールであったりするのはあまり好ましくありません。
もちろん、段ボールがあり、グラスが曇っていて、トイレが多少汚れていても愛されているお店はありますが、やはり、新しい客様はつきにくい。
『あのお店はいいよ』という人がいてくれて、連れて来てくれて新しいお客様に繋がることの方がずっと多いんです。
自分のお店を外から見て、様々なお客様の来店をシュミレートして苦手感を感じさせる部分がないかをチェックしてみるのもいいのではないでしょうか。