マニアックだからこそ面白い
TVチャンピオンという面白いバラエティー番組が好きで見ていたことがあった。大食い選手権を生み出した番組でもあり、さかなクンも魚通選手権で連覇しまくって殿堂入りしたっけなぁ。
いろんなジャンルでのチャンピオンを決める競技の内容も面白く、食べ物だけでなく、金魚すくいとかクレーンゲームとか似顔絵とかガーデニングとかポケモンんとか昆虫とかね、チャンピオン決めなくてもいいんじゃない?ってものもあったような。
でもね、そういうゆるさというか、明確な意味とか理屈がないから面白がれるし、夢中になる人はなるんだろうなと。誰だってなにかしらオタク気質を刺激されるものがこの世界にはたくさんあるのではなかろうかと思わせる番組でした。
さて、食べ物を使った競技は大食い、早食いというのが定番だけれど、内容がかなりハードなのは、この唐辛子大食い競争。
CHILI EATING
辛さと痛みに耐えて、精神と胃袋を限界まで追い込む激辛バトル。
このお祭りは、キャロライナ・リーパーやペッパーXといった世界一辛い唐辛子を作りまくっているサディスティックな唐辛子王エド・カリーが主催。 200万スコヴィルをこえる燃えるような刺さるような痛みをもたらす唐辛子がバンバンでてくる大会に、激辛唐辛子を食べまくる激辛界では有名なモンスターたちが参加し競っている大会の模様がみられる。
この「型破りなんでもチャンピオン」という番組には、ほかにもマニアックな競技が盛り込まれていて、その中で食べ物を扱うものが、世界一危険な徒競走ともいわれる「チーズ転がし祭り」 チーズ転がし祭り - Wikipedia
もうこれは、激辛好きな人が辛さと痛みに耐える内臓的耐久力と精神力を試されているというなら、完全に外科的な痛みに恐怖心を振り払って挑む系。
伝統行事といってもいい歴史の長さながら、けが人が多数出るので無許可のイベントということになっているらしい。
100メートル、傾斜45度を超える丘の傾斜を円盤型のチーズを追うのだけれど、実際は100メートルのラインを1番に越えたものが王者ということになっている。
番組での内容を見たけれど、最小で足首の捻挫、そこからは指の骨折がマシに思えるレベルで人間が丘を転がり落ちてくる。まさに命がけ。
ちなみに追いかけられるチーズは、ダブルグロスターチーズで、この名前がでると「あつまれ動物の森」で見たことがあるという人もいるかと。こちらは重さ3.6キロで時速120キロ近くで転がり落ちるので、フェンス越しの観客に「そこにいるのは、自己責任でお願いね~」と注意勧告あり。ハードまたはセミハードなチーズが命がけの人間に追われる危険な祭りに、なよなよした ブッラータチーズなんざお呼びではないのであります。
チーズ好きといえばこちら 夜は見ないほうがいい
ワインを飲みつつチーズをモグモグして、激辛でヒーヒーしながらマニアックな人々の挑戦を見るのも楽しいものですよ。