笑顔で美味しく食べること!
大晦日前に考えることは、餅です。
餅をいかにして食べるか!!
いや、年越し蕎麦だってもり蕎麦で食べるか、天ぷら蕎麦にするか決めてないのに餅が先かよ!!と思ったアナタは、少し正しい。けれど、餅をどうやって食べようかを今から考えた方がずっと楽しいのです。
地域によって食べ方は、醤油、きなこ、砂糖醤油、大根おろし、ずんだ、あんころ、くるみ、ごま、納豆、磯辺など様々で、餅の形も雑煮の味付けもこれまた色々とあって楽しいです。
天ぷらは揚がったそばから食べていくのが一番美味しいし、餅も煮えるのを焼けるのを待ち構えて食べるほうが、美味しい。つまり、餅の態勢がととのってから「さて、味付けは何にしようか」などと考えて、ちまちまと小皿に砂糖や醤油を用意していてはいけないのです。
砂糖醤油は砂糖を少量のお湯に溶かしておいて、自分好みの砂糖醤油を事前に作っておくといいですよ。
【お酒にもあう餅の食べ方】
私の祖父は、事前に砂糖醤油とぱりぱりの海苔を用意してやや小ぶりに切った餅が焼きあがるのを待ち構え、焼けたそばから砂糖醤油にちょいとつけて海苔を巻いてさっと一味をふって食べていたのですが、これには、もちろんお酒が合うに決まっていますね。山椒をかけても美味しいです。
茹でた餅でも美味しいですが、どろどろに茹でてしまわないように気をつけてましょう。茹で餅は、かぶる程度の水から茹でて、沸騰してきたら火を弱めて(餅の大きさにもよるけれど)2分弱くらい。
さて、「自分好み」に塩梅した肴で盃を傾ける祖父の姿は、かっこよかったのだけど、子供だった私は、海苔や醤油よりも甘いきなこ餅のほうが好きだった。
「自分好み」を追求する家系なのか「やってみなはれ」の一言で、私もきなこ以外にも色々と試してみました。はちみつバター、ピーナッツクリーム、チョコクリーム、アイスクリームと大体が炭水化物と甘い組み合わせで大外れはなかったけれど、一番美味しかったのは、作ってもらった揚げ餅の出来立てに、ケーキシロップをかけてよく混ぜてゴマを振ったもの。ノンストップで食べきったくらい美味しかったけれど、これはシロップをキャラメルソースに変えたら、ポップコーンモードでさらにやめられない止まらないになること間違いなしの組み合わせ。バターを少量加えたら、うっとり恍惚レベルです。
お正月だけではなく、古くは節目節目の行事で神に供えられてきた餅を食べることは神の力を食べて体に取り入れるとの意味合いもあり、そのような縁起物を恍惚レベルで食べようとすることを考えるのは、まことに楽しゅうございます。
お餅を美味しく食べて、パワーチャージ!!
今年の美味しいに感謝を、来年の美味しいに喜びと楽しみを。
皆様、良いお年を!!!