小松菜、納豆、ブロッコリー
春先のこの時期は、花粉症で大変な方、アレルギーが出やすくなる方、風邪をひきやすくなる方と様々。気温が上がってきてはいても、寒暖差があって、気をつけていても「やや風邪気味」ということになりがちです。
春先は、免疫を支える栄養素を持つ食材をパターン化して食卓に乗せることが多い私のオススメをいくつか紹介しましょう。
小松菜はみそ汁、炒め物、和え物と使い勝手がいい食材で、朝食ならみそ汁で夜はニンニクも加えた炒め物に。温野菜サラダもオリーブオイルと塩だけでいけます。調理法が簡単でちょっとした副菜にはもってこいの食材。
納豆は、ごはんと一緒もいいけれど、糖質が気になる人はアボカドとあわせて海苔にまいて食べるという手もあります。アボカド(小さめの角切り)と納豆(小粒かひきわり)をよく混ぜて味付けしたものに、ネギ、玉子の黄身を入れてもよし、ごはんにももちろん合いますが、お酒のおつまみにもなります。食べる度に納豆の糸が気になって、海苔に巻くのが面倒という人は、先に手頃な大きさに切った海苔の上に出来上がった納豆をのせておくのがいいでしょう。
アボカド納豆の味付けを味噌にして、マヨネーズを少し加えたものをチコリにのせて食べるのも、サラダ感覚で面白いものです。ダイエットをしているときの夜食などにもむいています。
ブロッコリーもみそ汁、サラダ、スープ類、炒め物と便利に使えます。食欲がイマイチな時や、歯の治療などであまり咀嚼がしたくないときも柔らかめに茹でて食べられるので、ちょっと不調かなという時にはブロッコリーをつかったスープがオススメです。ブロッコリー、玉ねぎ、かぼちゃ、人参、キャベツを使ったスープは不調なときによく食卓にあがります。
果物は体を冷やさない程度に少量を小分けに食べるようにしたいもの。朝、おやつ、夕食のデザートにちょこっとつまむ感じでしょうか。
バランスのいい食事といって、あれもこれも食べることはわりと難しいし、用意するほうも大変です。季節ごとにレギュラーメンバーの食材の調理法を変えつつ、上手にパターン化することができれば、買い物も作るのもカンタンに済ませられます。
春先は、免疫を支える食材を組み合わせて、胃腸に負担の少ない優しい献立にするのがオススメです。