鮮度が伝わる美味しい映像
文化活動で優れた功績を挙げた人や団体に贈る文化長官表彰に土井善晴さんも選ばれたそうで、嬉しいニュース。
土井さんがあるラジオで、料理をしてそれを自分食べてってことで「ちゃんと生活している」意識が芽生えるというようなことを話していたけれど、美味い不味いってだけが料理でないのは確か。
食べて体をつくるものだから、料理ってのは自分または他人を大事にするひとつの表現でもあるわけで、それをシンプルな日本料理をベースに長年色々を教えてくれてる土井さんは凄い人だなと私は思っています。
その土井さんが映画で初めて料理担当をしたのがこちら!!
土を食らう12カ月
ジュリーですよ、ジュリー(笑)
確か80年代のジュリーはずっと細かったけれど、当時の歌番組の中で太らないようにしていると語っていて、芸能人は大変だなぁと子供心に思った記憶があります。
とにかく、美味しそう、いや、絶対に美味しい
一回は試作があるそうだが、本番でも鮮度優先でひとつの料理を一度しか作らなかったそうで、その心意気というか覚悟がしっかり映像に出ている。
気取らず、自然と相談しつつ旬のものをあつかうシンプルな料理は、美しい。
とはいえ、誰もが畑を持っているわけでもない。
しかし、忙しい生活の中でも楽に美味しくいただける料理を土井さんは教えてくれる。
これから寒くなるから味噌汁は重宝します
この本も素晴らしいです
そして映画「土を喰らう12カ月」の原案である水上勉の本はこちら
私の愛読書。手放せない一冊。
こちらは土井さんと監督さんの語りですが、レシピ付き。食材だけでなく道具や器の話しもあってより深く楽しめます
お父さんの土井勝さんもテレビの料理番組で見ていたから、なんだか感慨深いというか。
表紙のお弁当箱にやられる(笑)
さて、美味しい味噌汁でも作るかなぁ