手抜き料理が幸せ時間を作る
手抜きという言葉に何となく後ろめたさを感じるという人は、辞書に書いてある
[名](スル)しなければならない手続きや手間を故意に省くこと。
「仕事を手抜きする」「手抜き工事」
というような捉え方をしているからではないでしょうか。
そして、そう感じる人は、誰かを責める側にもなるということです。
料理は、かけた時間や労力を競うものではないし、時間や労力をかければ美味しくなるというものでもありません。これは家庭での毎日の食事にも同じことがいえると思います。
手巻き寿司や焼肉、鉄板焼き、お好み焼きなど仕上げは各自の好みでできる
ようなメニューは手抜き料理とは呼ばれないのですから、人によってものの
見方や判断基準は色々だなぁと感じています。
毎日の食事は、なるべく栄養バランスがとれた方がいいので、手間のかかるメインディッシュを作る時間を半分以下にすれば、残りの半分で不足しがちな食物繊維やビタミンを補う副菜を作ることもできます。
食事としては、手間のかかったメイン料理は大体がタンパク質か脂質ですからバランスとしての副菜のほうが大事になると私は思っています。
もちろんこの副菜にも、下準備の手間を省いた作り置きを活用できたらとても
便利ですね。
この時期は野菜の高騰もあるので、冷凍ものの活用も大いに役立ちますが、
サラダ代わりには、さっと茹でて冷まして混ぜるだけのナムルがオススメです。もやし、人参、大根、小松菜、ホウレン草、キャベツ、豆苗、水菜など
使える野菜も多いし、味のベースもアレンジがききます。
お好みで生姜やニンニクをきかせても美味しいですよ。
【ナムル】
もやし、小松菜はさっと茹でてよく冷ます(各量は好み)
人参(あればでいい)は、千切するかピーラーでスライス
糸みつばは、一口大にカット
大きめのボウルに野菜を入れて、鶏ガラスープの素を加えながらよく混ぜる。
味は薄味になる程度にしておく。
そこにごま油小さじ2~3にすりニンニク少々を加えたものを加えてさらに
よくまぜる(ニンニクはなくてもいい)。
好みでゴマや唐辛子をくわえても。
サラダ代わりに食べるのであれば、なるべく薄味に。
これを御飯のおかずにしたいなら、焼肉のたれを絡めて卵黄を落とすと
御飯がすすみます!!