恵比寿ビールはビールじゃない!?
この朗読はこの時期に必ず聴いてしまう。
夏目漱石 二百十日 橋爪功
これは漱石の実体験を書いた小説だそうだが、橋爪さんの朗読がたまらなくいい。
不眠のときにも、聴くが、気持ちがこうのんびりしたものになる。
現在も漱石が泊まった宿はあり、泊まった部屋は移築され記念館になっているようだ。小説から想像した部屋そのままで、小さな火鉢、テーブルにはビール。もちろん、恵比寿ビールである。
この小説の中に出てくる仲居さんとの会話にでてくる
「ビールはござりませんばってん、恵比寿ならござります」の
恵比寿ビールである。
この朗読を聴きながら、のんびりした気分で晩酌するのがとても
気分がいい。
まずは、温泉気分でゆっくりお風呂につかり、半熟玉子(仲居さんが持ってきた落とし噺のような半熟玉子でなく、普通の半熟玉子)と湯葉。
それと芋とシイタケと高野豆腐をあっさり煮たものを肴に、よーく冷やした恵比寿ビールを飲む。
圭さんと碌さんの会話が心地よく、また二人のある意味ゆるくて
寛容なところが私は大好きだ。こちらもゆるくなり、気分よく美味しいビールが飲める。
今日は作中と同じ9月2日、さて半熟玉子でも作ろうかな。