さて、これからどうなる
明日で緊急事態宣言が解除される。病床使用率は改善されたようだけれど、それ以外はかなり微妙な判断な気がする。感染者が増加している地域もあり、首相が第4波を懸念しながら解除するのだから、なんかこう、あきらめムードというか、政府自体が自粛疲れというか。
自治体から飲食店への時短営業の要請がすっぱりなくなるわけではないし、実際に感染が下げ止まっている状況から再び飲食店でクラスターや感染者がでた場合のお客様側の印象が「やっぱりダメか」となってしまったら、それこそトドメをさされる形になってしまう。
時短の影響もクラスターの懸念あって、夕方以降からの宴会はまだまだ見込めないし、長く休業状態だったお店が解除後すぐに、満席御礼になるわけでもない。前回の宣言の時に完全に休業していたお店(通常17時~営業)が、今回の宣言ではランチの時間帯から20時までを営業していたが、ほとんど客足が戻らず、イベント的にやっていた半額サービスなどを毎日おこなっても、かなり厳しそうである。
そんな厳しい状況が続く飲食業界では去年から多くの変化があったが、和民が飛ばしている感がある。いや、飛沫ではないのだけれど。
焼肉店に変貌していく和民(ステーキレストランもある)だが、食べ放題、飲み放題、ドリンクバーの設定もあり、メニューのラインナップには居酒屋メニューなど盛り込まれているし、このコロナ禍でかなり気を遣う接客の部分でも回転ずしの特急レーンや配膳ロボットを導入している店舗もあり、これからどれくらい店舗が増えていくのか注目している。
ただ、ワタミのロボット導入はホール業務の軽減や感染防止だけでなく働き方改革にも役立つだろうという考えだろうが、去年、宅配事業での残業未払いのニュースが出たりしたこともあるので、店舗が増えて忙しくなっても労働時間の改竄やアルバイトの残業の切り捨てなどせず、スタッフを大事にしてもらいたいたいなぁと、おはぎを食べながら思った春分の日。