テイクアウトもデリバリーもチェック
コロナ禍の中、フードデリバリーのサービスがさらに増えてる。 地域が限定されていたり、スタートしたばかりで認知がすすんでいないところもあるけれどUber Eatsを筆頭に、出前館、menu、DiDi Food、Chompy、Wolt、LINEデリマ、foodpanda など、とにかく増えている。
配達員さんへも報酬制度のところ、シフト制度のところなど様々だが、加盟店から品物をピックして注文者へ配達というのは変わらない。
変わらないからこそ、ある種、対応が悪いお店というのは情報交換や情報収集を欠かさない配達員さんたちから敬遠され、それが自然に知れてくるというのも事実である。とくに料理を入れる容器を配達に合っていないものを使っていたり、そのために生じる汁やスープの漏れを防ぐ処置をしないままでいたりすると配達員さんはそのせいで注文者からの評価が下がるために敬遠される。
しかも、加盟先を変えても、配達員さんは近い地域で掛け持ちをしていたりするので「喜んで協力したくない相手」と認識されたままであろう。
お客様のことを考えるなら、容器は配達(テイクの持ち歩きや移動)を前提に考えた容器にするべきで、さらに汁もれを防ぐような処置をしておくべきだ。汁やスープの漏れは配達員さんに押し付けるというようなことを平気で出来るのは
「店で食べない客のことは知らねぇよ」と開き直っているのと変わらないのである。しかも、配達員さんの過去の経験から漏れを防ぐ処置などを提案されても応じない店舗もあるという。
これだけデリバリーサービスの数が増えているのだから、料理の出来上がりが遅かったり、暴言を吐いたりといった対応の悪さから配達員さん達の間で、違う意味で有名なお店になってはいけない。 お客様の手もとに届いて食べてもらう時にもお店の印象は変化するのだから、いい加減な盛り付けをしたり、配達に合わない容器をつかってダメにしていないか、店舗は責任者やオーナーが自ら配達をオーダーしてみてチェックをするくらいでなければ意味がないし、目が行き届いていないということにもなる。
容器は液体の漏れもそうだが、料理の偏りにも気をつけたい。とくに和食は、盛り付け気分で容器に入れていると、完全に一方に偏ってお客様に最悪な第一印象を与える。それは配達員さんにもとばっちりであるので、香りの移りが心配であれば小分けして、アルミホイルや小さめの容器で工夫をしたほうが偏りなく届けられる。
「配達時に偏りが生じやすい料理のため、デリバリーサービス使用時にはこのような容器をつかいます」という説明をお客様が利用時に見ることができるようにするのもいい手である。
テイクアウトだろうとデリバリーだろうと、お客様が食べるところまでを考えにいれていない対応は、マイナスな共有とマイナスな印象を生むのだから、サービスが増えてきている現在、もう一度デリバリーやテイクアウトへの対応をチェックしてみてはどうだろうか。