凝り固まった心をほぐしていこう
ストレスと不安が過多になってくると、ちょっとした躓きでどっと
不調に陥ったりする。
経営者である知人はコロナ禍の中、この先の不安感と現実的な
金策とで、完全に不眠症に陥ったという。
状況の良くないときというのは、自分のミスや判断ばかりが頭の
中をぐるぐるまわり、自分で自分を責めるしかない状態にもかかわらず、場合によっては他人からも責められるということもあり、
無駄に不安感と恐怖と自己批判と後悔と泣き言のマルチタスクのシステムが動き出して、心身共に擦り切れてしまう。
こうなる前に、この何一つ自分のためにならないマイナスなマルチタスクを閉じてしまわないといけない。このすべてを消耗するマイナスのマルチタスクを動かし続けてそれに、耐えているといつか
体に影響がでる。
そのストレスを発散するために過剰な飲酒に走る人もいるようだが、忘れられるのは一時のことだ。
なにより、ストレスフルに耐えてるメンタルに過剰飲酒をすると
体調まで壊してしまう。
私は不調になりそうだなぁと思ったらお酒は飲まないし、眠れないときは、歩くことにしている。部屋の中をグルグル歩く。
で、とにかく思考を「笑い」に向けることにしている。
落語や笑えるトークを聴きながら、夜中なら部屋を歩き、外が明るい時間なら外を歩く。
凝りに凝った筋肉をほぐすように、脳をほぐして、緊張をといて
浅い呼吸をやめて自己批判と取り越し苦労を手放していく。
自分の胸倉をつかんで往復ビンタを延々と繰り返す自分をとめてやれるのは、自分と僅かな人々でしかない。
その僅かな人々への感謝が支えにもなり、勇気もじわじわと湧いてきて、こんなところで立ち止まってたまるか!!となり、
思考がきりかわり、いい方向性が見えてくるきっかけにもなる。
どん底にいる時やひどく落ち込んだときに、
「こんなんじゃいけない!!」って、なってどんどん自分を追い込んでしまう人がいるけれど、そんなことをして耐久力あげていると
倒れますよ、そのうちに。
そういう方向にエネルギーをつかわなくてもいい。頑張らなくていい。
ゲリラ豪雨の中を耐えなくていい。雨宿りして小雨になってから
駆け出していけばスムーズにいくではないか。
重苦しい不安や焦燥感に苛まれるときは、笑いとユーモアを積極的に取り入れて、たっぷり感謝して、自分の視野や思考をほぐしてあげることがとても効果的。
なんとかなるのだ!という少でも楽観的な方向性を自分に持たせる
ことで、クッキーモンスターみたいにバリバリと取りこし苦労を食べなくて済みます。
ゆるくなれる本を読んだり、笑える映画を観たり、気持ちがあがる
映画を観たりすることで、ガチガチ思考が少しでもゆるくなるなら
取り入れてもいいけれど、元気がホントにない時は、観るのも疲れるので、聴くことのほうがいいかもしれない。
聴きながら笑ったまま寝るなんて最高ですよ。
真面目な方は人生やら哲学やら自己啓発やらを聴こうとするけど、
くたくたな脳にムチ打つのはやめてください。
そういうのは、やる気も元気も学ぶ意欲も溢れているときに聴く
ことのほうが効果的です。
ゆるく、少しくらいアホに(いや大きくアホに)なって、思考を緩めることに重点をおきましょう。
笑っていれば、少しづつ気持ちは軽くなってきますよ。