ペアリングなんて関係ねぇ
会社のお昼のお弁当やコンビニに立ち寄っての車内の食事も含むすべての食事またはおやつで何を飲むか。マイボトルで好きなお茶を持参している人もいれば、血圧や糖質にのことを考えてトクホのお茶を選ぶ人もいる。私はコンビニで食事のお供に買うなら8割がた麦茶である。
食べ物と飲み物の組み合わせというと「ワインペアリング」が有名だけれども最近はビールやお茶(ティー)のペアリングも注目されている。
が、しかし、○○にはこのワインが、○○料理にはこのクラフトビールがとかではない。「あぁ播磨灘」とかの食事シーンを喜んでいるこのブログはそういうことには注目していない(いや、してもいいけれど)。
たとえば、先日見かけた男子高校生がごくごく飲んで「クゥ~!!」と声をだしていたコカ・コーラ。しかし、そのもう一方の手には、チョココロネパンが握られていた。彼の年齢の3倍はあるであろう私は、その姿を見ただけで血糖値が急上昇しそうだったが、彼はニコニコしてチョココロネにかじりつきコーラをゴクゴク飲んでいた。その彼の隣にも同じく片手にコカ・コーラを持ったお友達であろう少年がいて、こちらはチョココロネではなく肉まんをもっていた。このあたりならコカ・コーラの縄張りにあっていい食べ物な気もする。
アンパンに牛乳は昭和時代の張り込み刑事のペアリングだが、パン系は大体が牛乳の縄張りでメロンパンからサンドウィッチまでカバーできると思う。カレーパンや焼きそばパンは後味のことを気にしなければ牛乳でもいけるが、ピルクルを選択する強者もいて、お腹のことを考えているのかいないのか分からない組み合わせだなと思ったりもした。
だが、ドリンクは大体がコカ・コーラ派という人もいて、焼きそばパンだろうが道明寺だろうがブラウニーだろうがコーラで大丈夫で、天蕎麦でも寿司でもコーラでいけるということだ。寿司にコーラねぇ、と疑っていた時もあったが、コンビニの駐車場で鯖寿司にコーラの人がいたので疑うこともなくなった。絶妙に鼻に抜けていく酢じめのサバの香りとコーラの甘さは、コーラ好きでなければ分からないものだろう。
飲み物と食事の一見ミスマッチな組み合わせに味覚の差というか、幅広さを感じずにはいられなかったが、先日、ポッドキャストでザ・コレクターズの加藤さんと古市さんもコーラで寿司もいける派だと発言していて、何を食べるにしても「何でもコカ・コーラ派」はわりとメジャーなのではないかとも思えてきた。
いつか試してみようか、海鮮丼とコカ・コーラ。