酒を止めればなんとかなるの???
今回「まん延防止等重点措置」の対象地域になっているところに私は住んでいるが、この厳しい状況から、さらにもうひと搾りされる飲食店の人たちのことを思うとため息しか出ない。
営業時間20時、酒類提供19時。マスク飲食、消毒、換気、アクリル板の設置など基本的感染防止対策をしていることを直接店舗に訪問して県が確認することもあるという。さらに「マスク飲食実施店」の認証制度も創設された。
酒類を提供するお店が休業要請の対象となったり、酒類の提供を自粛要請できるような措置も検討されてもいるとか。酒を止めれば人の動きが止まるのか?酒を提供するお店だけでなく、そのお店にお酒を卸してしている会社も大打撃な流れである。
お酒を飲んでもらって利益を出すことで成り立っているお店は多いのだ。酒類の提供を自粛するとなったら、バーや小料理屋のオヤジさんたちはどうやって商売をするのだろうか。ここまでくると、協力金だけでは立ち行かないお店がいわゆるヤミ営業をしてしてしまったりすることもあるだろう。
都や県が感染対策という名目で、目付のような市中見回り隊で締め付ける、様々な自粛要請で締め付ける。真綿で首を絞めつけるようにという例えは、もうここまでくるとあたらない。
ある個人店の居酒屋さんで、開店前に店舗の清掃をする仕事をしていた方と顔見知りだったのだが、清掃や仕込みといった短時間の仕事でも働いていた方はいて、休業や時短要請でそういう働き手の多くは仕事を失っている。
都内では、午後8時以降のネオンの消灯が感染対策で要請されたようだが、これは、首を絞めつけるというのではなく、疑問で首をひねるだけである。
路上飲みの見回りもやるそうだが、見回り、見回りでちょっとした幕末感だ。大阪のほうでは、維新の風が順風には吹いてないようだが・・・。