寿司と相撲とおにぎりをほのぼの観る
子供向けなのだけれど、私は相撲好きであり、寿司も好きなので、こちらはたまらない作品である
お米のモチモチ感やネタの質感も出ているCGがとてもいい。
お寿司の力士はもちろん、お客さんのおにぎり達も梅、たらこ、天むす、赤飯、鮭など色々な具材をのっけていてとても可愛い。行司はワサビで、解説の親方たちは茄子とタケノコの握りで、寿司ネタとしての派手さはないけれど、旬で新鮮でなくちゃ美味しくないネタでもあり渋いチョイスだなと思った。 実況アナウンサー的な役割は寿司屋で出てくる湯呑。
力士はそれぞれ部屋に所属していて、横綱おおとろやまは、まぐろ部屋。いくら軍艦のいくらまるは、さけ部屋などそれぞれのルーツ的な部屋の名前になっているのちょいと凝っていていい。
なによりも、力士がそれぞれのネタを活かしたユーモラスで個性的な戦いかたをするのが楽しい。いくらまるは、いくら鉄砲といっていくらをつかんで投げる戦法を見せるけれど、いくらをまとめて投げる戦法になると、これがいくら大砲と名前が変化する。サーモン握りのサーモンざくらは、気合が入ると炙りサーモンに変化したり、ふぐの握りであるふぐのさとは膨らんだりと、ちゃんとツボを押さえた変化になっていて、見ている子供たちの何故?を引き出せるようにもなっているし、大人もなるほどなと思える作りになっている。
子供向けだからといって、子供に分かることだけでは、子供の疑問、質問は引き出せないのだからここはとても大事なことだと思う。原作は大人気の絵本
映像は大人もほのぼの楽しめる作品で、観た勢いできっと回転寿司に行きたくなるだろう。
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