盛り上がる焚火タイム
先日、あるお店のオーナーが
「いや~、自然っていいね。この前デイキャンプデビューしちゃってさ、ハマりそうだよ」とニコニコしながら話をしてきた。
以前からそういう流れはあったし、最近は、キャンプ場だけでなくお家の庭やベランダでキャンプ気分を味わうという人も増えているくらいキャンプ流行りである。
料理にしても、ちょいと河原に出かけたりして野外で料理をすることを楽しむ人が増えているらしい。
「何がいいってね、焚火だよ。外で火を扱うのは大変だけど、ごはん炊けただけで達成感があるね。タフジさんはどう、キャンプとかは好き?いいよ~行ってみなさいな」と上機嫌のオーナーさん。
私の場合は、祖父と暮した時期に常に火鉢が部屋にあり、七輪もあり、ついでに近所で共同で使うものすごくカンタンな焼却炉ではないゴミ焼き場みたいなところがあったので、火が身近なものだった。
ご近所さんも同じで、目の届くところなら子供たちだけで焚火をして芋を焼いたり、持ち寄った食材を焼いたりするということに誰も反対はしなかったし、火の扱いを手慣れた近所のおじさんが指南してくれることもあった。
今では危なすぎることなのだろうが、焚火をするのに近所の小さな林に入って枝をあつめる時には数人の子供が肥後守を手にしていた。私も祖父から使い方を習っていたし、季節の良いときには器用な子供が怪我をしないよう用心しながら肥後守でちょっとした工作を雑木林の木漏れ日の中で作っていた。
アウトドア派の子供時代、火と刃物と食べ物が常に遊びの中にあったからか、大人になって仕事になったからか、キャンプと聞いても高揚感はないが、焚火やナイフ、料理器具には昔から関心があるし、炭火の扱いを祖父におしえてもらったので、焚火は大好きだ。
キャンプの主役は火で、これがうまくいかないと気分がのらないのは当然だが、料理もすませてあとはのんびり焚火を囲んでゆっくりするってときになってくると、焚火好きな人はいいが、そうでもない人達や飽きっぽい子供がいる場合には正直つまんないのである。
本人は言わないかもしれないが、つまんないのである。
私はキャンプが原因で別れたカップルを数組知っているが、焚火フェチの気分を付き合いでついてきた相方に求めるのは無理がある。
せめて何か少し娯楽な要素を加えるとしたら
こちらがオススメ!!
子供たちも喜ぶし、 焚火タイムがダレてきたなってときに使うといいですよ。
秋が深まるまではもう少しかかりそうだけれど、秋は焚火には本当にいい季節。
このコロナ禍でやや疲れ気味の昨今、リラックス効果もある焚火に癒されに出かけてみようかな。